Past Fair

VOLTA BASEL 2019

2019/06/10 - 15

VOLTA BASEL 2019

2019/06/10 - 15
@ELSÄSSERSTRASSE 215, 4056 BASEL(Booth C-10)

今回の展示では、日本的な土着の世界を、世界の文脈、あるいは現代の文脈の中で捉え直し、強くメッセージを発する美術家たちを選んだ。
現代アートの文脈は常にコンセプトの更新、あるいはアートの存在を問い直す、あるいは素材とアートの関係を変化させるということが必須であるが、それに加えてアジア的なもの、あるいは日本的なもの、特に世界において日本文化がどのような意味を持つかを問う日本と中国の画家・美術家たちを紹介する。

Works

北川 麻衣子「蜥蜴」
北川 麻衣子「蜥蜴」
服部 しほり「愛縁」
服部 しほり「愛縁」
上根 拓馬「阿修羅王」
上根 拓馬「阿修羅王」
池永 康晟「山姫・樹子」
池永 康晟「山姫・樹子」

Artists

池永 康晟
1965年大分県生まれ。大分県立芸術短期大学付属緑丘高等学校卒業。自身で染め上げた麻布に岩絵具で描く美人画が、独特な質感と芳香を放つ。文房具や本の装丁など海外からのオファーも多い。2014年に刊行された画集「君想ふ百夜の幸福」はロングセラーを続けている。
服部 しほり
上根 拓馬
日本の子供はロボットヒーローが大好きである。上根の作品は、日本の新旧の文化を、現代の日本を表すメタファーとして造形する試みである。時には本物の動物の骨を「顔」に持つカミネの作品は、日本的なものとは何か、という主題を追求する。
ディー・チン(狄 青)
絹本に水墨と東洋の絵の具で描いたディー・チンの作品は、古典的な様式美と現代、歴史上の幻想と身近なイチゴや魚などの静物、現実と幻想が混じり合う。
想像上の高貴な人物が旅をする彼女の物語は始まりを知らず、終わりを知らず、ユーモアを交えて、次々と舞台装置を変える。
北川 麻衣子