Past Fair

ART TAIPEI 2022

2022/10/21 - 24

ART TAIPEI 2022

2022/10/21 - 24
@Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1

ギャラリー秋華洞のブースでは、現代美術だけでなく、江戸時代を含む近代美術など、日本の優れた美術品を総合的にご紹介しています。

5人の実力派作家である池永 康晟、 チン・ぺイイ(陳 珮怡)、 里美 穂(さとみ・すい) 、吉田 樹保 、高 資婷(コウ・ツテイ)の作品を展示します。

また、藤田嗣治、石川欣一郎といった日本の現代美術を代表するアーティストや、広重、歌麿、北斎といった浮世絵も展示します

チン・ぺイイ(陳 珮怡)「一瞬」
チン・ぺイイ(陳 珮怡)「一瞬」

Artists

池永 康晟
1965年大分県生まれ。大分県立芸術短期大学付属緑丘高等学校卒業。自身で染め上げた麻布に岩絵具で描く美人画が、独特な質感と芳香を放つ。文房具や本の装丁など海外からのオファーも多い。2014年に刊行された画集「君想ふ百夜の幸福」はロングセラーを続けている。
チン・ぺイイ(陳 珮怡)
台湾生まれ。2011年東海大学大学院美術研究専攻修了。 膠彩で人物と猫を描く台湾の画家。今、最も話題の「猫描き」である。
吉田 樹保
アートは枠の中で「何か」を表現するが、それは枠の外にある「現実」や「概念」との繋がりからもたらされる。吉田樹保の場合は、ときにその興味は風俗の古層に向かう。日本人はこれまで如何に生と死に向かい合ってきたか。ジャーナリストのような取材から彼女のアートは立ち上がってくる。
里美 穂(さとみ・すい)
画家は糸に固執する。糸はドライフラワーや、手や、足と絡み、さらに糸と糸で絡み合い、垂れ下がる。主として和紙にペンで描かれた糸と重力の織りなす世界はどこまでも繊細で、静謐で、丹念に宇宙の起源をたぐりよせるように見える。糸への一種異様なまでの拘泥とあくまで寡黙な糸のリズムが、見るものの心をどこまでもおだやかな静謐に誘う。
高 資婷(コウ・ツテイ)
1992台北生まれ。日本の美人画、なかでも上村松園の専門的研究を踏まえて、現代美人画を描く。日本や台湾の故事・怪談などをモチーフに取り込みながら、日本美人画の技術をベースに、新しい時代の透明感のある美人画の世界を追求する。表層的な感覚ではなく、深い思考と日台の歴史への敬意が彼女の世界を立体的にしている。