ART CENTRAL 2020 online exhibition at Artsy
2020/03/17 - 22
@Artsy.net
新型コロナウイルスの影響により中止となりましたArt Central 2020に出品予定だった作品を、
”ART CENTRAL 2020 online exhibition at Artsy”にて展示・販売いたします。
concept:秋華洞は江戸期からの古美術を扱いながら、 最も先進的な現代アーチストたちを発掘し、紹介することをミッションとしている。
どんな現代アートであれ、伝統的な作品や、先行する作品群たちとのつながりを断ち切ることはできない。そして日本の文化と、他国の文化とのぶつかり合いのなかで生まれてくるものも重要だ。
そして私たちは、時代にかかわらずその時代の最高の革新を目指した作品を展示する。
日本の古いものからは世界で人気がますます高まるオリジナルの浮世絵、北斎、国芳などを紹介。書の伝統を打ち破る篠田桃紅、 日本の殻を破り世界に出た草間、 日本のフランスの間で自分の場所を見つけた藤田などを紹介。
若い現役のアーティストは、今回は特にエネルギーに溢れ、直感力に優れた者たちを紹介して行く。初参加の木原千春は全身のエネルギーがほとばしる直感的な筆致で ある。正式な美術教育を受けていないからこその天性を感じさせる。
柿沼のSFと古典絵画の引用と、異物との共生という今日的テーマ、伝統的な陶磁器でありながら生命の終わりが美しく彩られるグロテスクだがロマンのある村上仁美など、日本の若手の横溢するエネルギーを感じてもらいたい。
Artists
柿沼 宏樹
1985年東京生まれ。2011年武蔵野美術大学修士課程油絵コース修了。
柿沼は異物と人間、異常と日常の交わり合う壮大なパノラマを描くのを得意とする。
柿沼は異物と人間、異常と日常の交わり合う壮大なパノラマを描くのを得意とする。
原 崇浩
スペイン現代リアリズム絵画を学んだ原の筆致は、日常に潜む「存在」に向き合う。あらゆる事物、そして其の生と死に気取らず向き合う姿勢が、彼の仕事に普遍的な美しさを与えている。彼の作品は、日常にこそ美が、あるいは生きる価値が散りばめられている事を教えてくれる。
村上 仁美
村上の陶磁器人形たちは大抵あからさまに「死」を連想させる。その多くは、植物化した女の朽ちていく姿だ。火と土で作られる人間のもっとも原初的な創作物である「器」に村上は「器」としての女たちを重ねる。「器」としての女は男根もすべての幸も不幸も受け入れて次の生命を生み出す。
木原 千春