Past Fair

ART FAIR TOKYO 2022

11 - 13 Mar 2022

ART FAIR TOKYO 2022

11 - 13 Mar 2022
@Tokyo International Forum Booth No.【N025】

アートフェア東京2022では、秋華洞がおすすめする7人の作家の作品を展示する。伝統と未来をつなぐ最先端アートをお楽しみ下さい。

ART FAIR TOKYO 2022 – 作家紹介と作品のラインナップ

KUSENBO Masamitsu「Statue of Miroku Bosatsu sitting contemplatively」
KUSENBO Masamitsu「Statue of Miroku Bosatsu sitting contemplatively」

まず一人目は、九千房政光。彼は美術教員として活躍していたが、2018年1月から突如、制作を始めたという異例の経歴である。その作品は、現代女性の仏像という、ありそうでなかったモチーフである。女性の顔が実在の俳優に見え、しかも見る人によって想起する俳優が違う。そういった見る楽しさが人々の眼を引きつけてSNSでも非常に話題になった。

作品に施された古色は経年を経た味わいがある。九千房 政光「弥勒菩薩思惟坐像」(部分)
作品に施された古色は経年を経た味わいがある。九千房 政光「弥勒菩薩思惟坐像」(部分)

像のベースはいくつかあるが、顔、髪型、宝冠、胸飾、光背は少しずつ違うため、全く同じ作品はない。顔には特にこだわりがあり、ベースを制作する際は年単位で調整を重ねるほど。作品に施された古色は経年を経た味わいがあり、女性の表情と体のラインがゆったりと美しく、見る人に荘厳な気持ちを抱かせるのは作品の完成度の高さ所以である。

九千房は、今まで作品販売をしていなかったが、この度のアートフェア東京2022にて初めて販売する。

二人目はMASARU OZAKI。彼はプロジェクションマッピングの日本の第一人者であり、国内でいち早く2013年に「プロジェクションマッピング入門」(玄光社MOOK)を発売しているほど。企業広告などの仕事をメインとしていたが、近年では、アートの制作のみに切り替え、OZAKI本人が表現したいことを突き詰めて形にしている。

MASARU OZAKI「ONCE MORE 4」
MASARU OZAKI「ONCE MORE 4」

表現されている光の動きは具象的であるが、作品を観る人の捉え方はひとりひとり違う、まるで宇宙を表現していると言われる枯山水の庭のような作品たちである。

Di Qing「Leave」
Di Qing「Leave」

三人目は、中国出身のディー・チン。中国から台湾、台湾から日本へと制作の場を移している。中華圏ではすでに知られた存在で、作品を発表するとすぐに完売という人気ぶりである。

絹本に墨と東洋の絵具で描かれるのは、現実と幻想、そして古典の様式美に現代のユーモアが混じり合うまるで桃源郷のような世界である。彼女の描き出す幽玄世界に身をたゆたえてみたくなる人は多いだろう。

CHEN Pei Yi「歡迎回家」
CHEN Pei Yi「歡迎回家」

そして、東洋一猫描き作家である台湾出身のチン・ペイイ。猫との信頼関係から生まれる作品たちには日本にも多くのファンがいる。

Kao Tzu-ting「moon rabbit」
Kao Tzu-ting「moon rabbit」

同じく台湾出身の高資婷(コウ ツテイ)は、若きアーティストでありながら上村松園に私淑しており、肌や線の柔らかい表現は観る人を魅了する。

daikichi「Nymph 02」
daikichi「Nymph 02」

daikichiは、少女をモチーフに立体人形を制作している。ミリよりさらに細かいナノ単位までコントロールして制作いるかのように見える彼の作品は、宝石のように艷やかに光り輝いている。

Tomozawa Kotao「slime CXIII」
Tomozawa Kotao「slime CXIII」

そして、友沢こたお。彗星のように現れた彼女は、超弩級の新星と言っていいだろう。確かな技術でヌラリとしたスライムを描く彼女の作品にはユーモアと少しの狂気が含まれ、それが多くの人を引きつけている。

 

アートフェア東京は2022/03/11より開催

Artists

CHEN Pei Yi
Chen Pei Yi completed a master degree of Fine Arts, Donghai University and B.S degree at Department of Visual Arts Education, National Pingtung University. Especially her recent works of cats and carpets with amazing minute brushwork become very popular in Taiwan.
Di Qing
Works of Di Qing drawn with black ink and Asian pigments on silk screen comingle classical style with modernism,
historical phantasmagoric imagery with mundane still life images of strawberries or fish, that is to say, mixture of reality and fantasy.
MASARU OZAKI
MASARU OZAKI was born in 1972 and is a top runner in the activities in projection mapping. He participated in the space producing of Japan Pavilion in Shanghai international exhibition in 2010. Recently he started to produce artistic works of strong individuality,” sculptures of light”, which is consisted of three-dimensional light, different from sculpture or illumination.
daikichi
Since 2017, daikichi has been working and presenting his works of dolls in Fujian Province, China. He is quite peculiar from what you imagine about an artist in general. It seems that his gem-like figurines of pretty girls led him to be a real artist.
KUSENBO Masamitsu
Kusenbou Masamitsu was born in Hokkaido in 1974. Graduated from the Graduate School of Education, Hokkaido University of Education. He is now an active art teacher in the middle school. Beside work he has begun to make buddhas figures which absorbed huge attention among public thru twitters and other SNS. In 2019, he got “Grand Prix” of “Hakodate, Winter, Art Exhibition Awards”.
Tomozawa Kotao
Kao Tzu-ting
She was born in Taipei in 1992. Her genre is modern Japanese style beauty painting through the professional study of Uemura Shoen.
Taking the ancient events and the ghost stories as motives she cultivates the genre of transparent beauty painting in modern age based on the technique of Japanese painting.Her profound thought and respect on the history of Japan and Taiwan makes her works prominent and powerful.

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Tokyo International Forum Booth No.【N025】
東京国際フォーラム
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5−1