「韻 / Rhyme」展
2024/12/11 - 21
@GALLERY SCENA. by SHUKADO
この度、GALLERY SCENA. by SHUKADOでは、「韻 / Rhyme」と題し、静かに、ただ確かに律動する世界の一瞬の様相をうつし、連綿と続く時間を内にとどめた、絵画、陶芸、版画などの作品群を展観いたします。
中西 夏之「Untitled」
展示空間を一つの舞台と捉えるならば、一種の舞台装置としての役割を担う作品群。その舞台上で作品を見つめ、すれ違い、歩き回るという、心地よい緊張感のある動きの中で、一つの人格を伴った視点としての自分自身が見出されます。絶え間なく動き続ける作品とその周りの空間の中に、自身を位置付けるとき、鑑賞者のまなざしはより主体性を持ち、作品や自身を取り巻く世界についての深い思考へと誘われるのではないでしょうか。
1950年代後半より、絵画がこの世界や人間に対して持つ意味を問い続けた中西夏之(1935年東京生まれ)の作品をはじめ、日本美術史の中で重要な役割を担った作品群は、本展覧会において新たな役割を持ち、響き合います。
今年の締め括り、そして新たな年の幕開けへと繋がるこの折に、是非ご高覧ください。
展示作家:
加納光於 北大路魯山人 近藤浩一路 鈴木守一 瀧口修造 竹内栖鳳 都路華香 中西夏之 八木一夫 ほか
※会期中一部展示替えの可能性がございます。作品の写真撮影可能です。