モノクローム展
8 - 30 Nov 2024
@GALLERY SCENA. by SHUKADO
この度、GALLERY SCENA. by SHUKADOでは、ジャンルや時代を越えて独自の「モノクローム」表現に挑んだ深みと奥行きのある作家たちの絵画、書、陶芸、版画などの作品を展観いたします。
「鷹」
日本では、墨絵や書が中国から伝わり、独自の発展を遂げました。
水墨画をはじめ、無彩色ゆえに形や構造、質感、空間の表現に焦点を当てることができるモノクロームの表現は、精神的な余韻をもたらす重要な手法として世界的に評価され、現代作家に影響を与え続けています。
書の世界においても、古典の流れを汲みつつ伝統的な書道の概念を塗り替え、戦後日本を代表する芸術家となった井上有一をはじめ、紙と墨によるモノクロームの世界で自己表現を追究した書家たちは現代美術の文脈において国際的な評価を得ています。
本展では、前衛書、アンフォルメルや具体などの抽象絵画、前衛陶芸、版画といった分野から、色彩を排し抽象度を高めた「モノクローム」表現に取り組む作品を展示いたします。それぞれの作品は、宇宙的で瞑想的な空間を創出し、現代においても新たな価値を生み出し続けています。
「モノクローム」だからこそ際立つ作家の技量と生き様が表現された作品群は、時を経ても色褪せない深い精神性を持ち続けています。どうぞこの機会にご堪能ください。
展示作家
荒木経惟 伊藤若冲 井上有一 今井俊満 金子鷗亭 篠田桃紅 関根伸夫 白隠慧鶴 舟越桂 八木一夫 山口長男 ほか
休廊日:日月祝
※初週の11/10(日)のみ開廊