ART CENTRAL 2023
2023/03/22 - 25
@HONG KONG CONVENTION AND EXHIBITION CENTRE(Booth: A24)
秋華洞は江戸期からの古美術を扱いながら、 最も先進的な現代アーチストたちを発掘し、 紹介することをミッションとしている。その秋華洞は、2022年8月に現代アートと戦後の前衛美術に特化したギャラリーをオープンしました。
その2つのギャラリーの力を合わせて、香港のフェアでその時代ごとの最高の革新を目指した作品を展示します。
若い現役のアーティストは、今回は特にエネルギーに溢れ、 直感力に優れた者たちを紹介して行きます。
![村上 仁美「壺中の夢」](https://gallery-scena.com/--/wp-content/uploads/2022/11/bef6bcd77ccd836fa93a04f9d22b61df-1000x1000.jpg)
伝統的な陶磁器でありながら生命の終わりが美しく彩られるグロテスクだがロマンのある村上仁美、
![原 崇浩「dos col china」](https://gallery-scena.com/--/wp-content/uploads/2023/03/d7ce7802755c362fba6abd42fb60de26-1000x662.jpg)
スペイン現代リアリズム絵画を学んだ原の筆致は、日常に潜む「存在」に向き合う。
![チン・ぺイイ(陳 珮怡)「小暑」](https://gallery-scena.com/--/wp-content/uploads/2022/02/e5bd41a917faa3c33d87b0df0eec68eb-818x1000.jpg)
そして陳珮怡。台湾人の彼女は猫を描く。猫が信頼する相手にしか見せない一瞬の表情を写し取る。彼女の描く猫は絵の中で確実に生きている。
![里美 穂(さとみ・すい)「催花雨」](https://gallery-scena.com/--/wp-content/uploads/2021/12/c98cc72f5809c92e26a66289ef2999eb-1000x801.jpg)
更に里美穂。彼女は糸を描き続けているが、初期に描いていた儚げで消え入りそうでどこか混乱を企図したような作風は影を潜め、より大胆な夢幻の域に鑑賞者を誘います。本人は「静けさ」を強調しますが、どこかに興奮を伴った不可思議な画面の仕掛けが単なる静けさ以外の陶酔感をもたらす。
![MASARU OZAKI「Way to Go」](https://gallery-scena.com/--/wp-content/uploads/2022/11/Way-to-Go-1000x1000.jpg)
最後にMASARU OZAKI。
立体と光でいわゆる彫刻とも単なるイルミネーションとも違う、極めて個性の強い「光の彫刻」を呈示する。人は彼の作品に幻視に近い感覚を覚えるが、一方で、太陽の光や水の滴り落ちる描写は静謐な自然的情緒を呼び起こす。一見CGのように見える光の演出は実は、手書きによる繊細な作業を経て実現される。テクニカルなメディア・アートの文脈の中で、「自然」と言う名の「魔法」ないし「哲学」を手作業で召喚するOZAKIはアートの新たな1ページを開きつつある。
日本の古いものからは世界で人気がますます高まる浮世絵では北斎、国芳などを紹介。書の伝統を打ち破る篠田桃紅を紹介します。