Past Fair

ONE ART Taipei 2020

ONE ART Taipei 2020
2020/01/17 - 19

ONE ART Taipei 2020

ONE ART Taipei 2020

2020/01/17 - 19
@The Sherwood Taipei

今回、秋華洞が紹介する作家たちの作品は、鑑賞者に自分の心と対峙する時間を与えてくれます。
SFと仏像にインスピレーションを受けた立体作品を創る上根拓馬、希望と絶望など相反するものを作品に閉じ込めるデジタルフォトコラージュのクスミエリカ、生と死の婚姻関係という概念を女性を器に見立ててセラミックで表現する村上仁美、女性の秘めた感情を周りの空気も巻き込んで描く日本画の岡本東子、誰も思いつかない素材や技法で新しい驚きを抽象表現で提供する杉田陽平。
更に台湾の方々に人気がある浮世絵、藤田嗣治そして草間彌生も紹介します。

Works

岡本 東子 “月を追う” 2019
岡本 東子 “月を追う” 2019
村上 仁美 “温かい土” 2018
村上 仁美 “温かい土” 2018
クスミ エリカ “カタルシスの浜” 2016
クスミ エリカ “カタルシスの浜” 2016
 “pith series 22” 2019
“pith series 22” 2019

Artists

岡本 東子
京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修士課程修了。
日本画家。対象の本質を正視し、特に女性の内面を撫でるように丹念に描き出す。その筆力は、目に見えない温度や湿度、空気までも画面に写しこみ、幽玄な世界を作り上げる。濃密で不思議な吸引力を持った作品は観者を捕らえて離さない。
上根 拓馬
日本の子供はロボットヒーローが大好きである。上根の作品は、日本の新旧の文化を、現代の日本を表すメタファーとして造形する試みである。時には本物の動物の骨を「顔」に持つカミネの作品は、日本的なものとは何か、という主題を追求する。
村上 仁美
村上の陶磁器人形たちは大抵あからさまに「死」を連想させる。その多くは、植物化した女の朽ちていく姿だ。火と土で作られる人間のもっとも原初的な創作物である「器」に村上は「器」としての女たちを重ねる。「器」としての女は男根もすべての幸も不幸も受け入れて次の生命を生み出す。
クスミ エリカ
写真家でウェブデザイナーでもあるクスミエリカはロジカルでクレバーな写真画家だ。コラージュ技法は普通雑誌などの切り抜きを使うが、彼女は自ら撮影した素材を用いて、計算され統合された視覚の意表をつく驚くべきイメージを提供する。
杉田 陽平